春分の日。。。
春分の日。。。
春分の日は、朝起きると、
母が大きなボールに山ほどのおはぎを作ってくれていた。
手作りのアズキは、
まだ熱く、母の手のひらは、赤く熱くなって,
左右交互におはぎが移って形が整えられていく。
家族みんな、そのおはぎが、大好きだった。
アズキの甘さといい、大きさといい、
教えてもらっておけば良かったなぁ。
我が家は、神道なので、
春分の日は、おはぎをお霊社に、お持ちして、
それで、たくさんいただく、美味しい日でした。
庭の大きな白モクレンも、
ツボミが大きくなって、ちょうど風が新しくなる季節、
ふんわり温かさを運んでくれる。
春風の子どもを、感じると、ワクワクする。
お日さまの照る時間と夜の時間がだいたい、
おんなじくらいに、なるんだそうだ。
イースターも、近づいてくるんですね。
春だ~。
春分の日が、近くなると、
私の年齢に近づいた母の倒れた日がやってくる…。
甘く、せつない永遠の宝物の日。
あのおはぎは、幻の一品。今度会ったら、一緒に台所で作りたい。
良い祝日をお過ごしくださいね。
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